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「平成25年度 地域ふれあいサロン研修交流会」を開催しました!

 

 岩見沢市内で本会の助成事業を活用している24ヵ所の地域ふれあいサロン実践者を対象に1月30日に「地域ふれあいサロン研修交流会」を開催しました。この日は、16ヵ所のサロンから46名の方にご参加いただきました。

 研修交流会は今年で3年目で、今回のプログラムは昨年参加された方からのアンケート結果をもとに計画しました。

 今回の研修交流会のメインは、NPO法人シーズネットさっぽろ孤立死ゼロ推進センター事務局長の杉谷憲昭氏による基調講演。「サロン活動の活性化と孤立死を防止する地域づくりについて」をテーマにお話しいただきました。

杉谷 憲昭 氏

 基調講演では、はじめに、孤立死の現状について説明。1人暮らしの方だけではなく家族で孤立死していくケースが増えていることやマンション住まいの男性が死後も家賃・公共料金の支払いが自動引き落としになっていたため3年間発見されず、通帳の残高がなくなり支払いが滞ったことからそれをきっかけに白骨化した状態で発見されたといった事例をご紹介いただきました。

 また、サロン活性化に向けた取り組みについて、札幌市厚別区もみじ台団体地区で行われている屋外サロン「なないろテント」や「ふれあい映画」などの取り組みをご紹介いただきました。

「ふれあい映画」の紹介。

 杉谷氏は、「これらの取り組みは、閉じこもりがちな方の関心を引く『手段』であり、閉じこもりがちな方や普段参加することができない方が参加してみたいと思うような内容や日程を考えていくことが大事。」と、サロンをきっかけとした関係づくりについて熱く語っていただきました。

 基調講演の後は、本会栗沢・美流渡デイサービスセンターの川上生活相談員と山崎生活相談員によるレクリエーションの演習を行いました。新聞紙を使ったゲームなど地域で活かせるお金のかからないレクリエーションを体験いただきました。

レクリエーションの様子(1)

レクリエーションの様子(2)

レクリエーションの様子(3)

レクリエーションの様子(4)

 そのあと、グループに分かれて、それぞれのサロンの活動内容だったり、運営上の工夫や課題などについて情報交換を行い、それぞれ話し合った内容を発表いただきました。

グループ交流の様子(1)

グループ交流の様子(2)

グループ交流の内容発表。

 研修交流会終了後、参加された方から「孤立死のショッキングな話を参考に、地域に戻って考えてみたいと思いました。」、「色々なサロンのお話が聞けてよかった。」、「皆さんのアイディアがたくさんあってためになった。」といったご意見をいただき、それぞれ今後のサロンを運営していくためのヒントを得たのではないかと感じました。

 そのほか、本会に対する要望として、「ふまねっとの講習を社協で開催してほしい。」、「各サロンの会報を配布するなど他のサロンの活動がわかるような取り組みをお願いしたい。」、「他のサロンとの交流の場、見学の仲介をお願いしたい。」といったご意見をいただいたので、それぞれの要望に対応できるよう検討していきたいと思います。

 長文となってしまいました。今日はここまでにします。

【 しみず 】

投稿日:2014年02月03日