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「令和6年度 法人後見支援員スキルアップ研修会」開催しました。

皆さん、こんにんは。

成年後見支援センターです。

 

 

今回は、3月19日(水)に開催した「令和6年度 法人後見支援員スキルアップ研修会」の様子について紹介します。

 

 

この研修会は、岩見沢市成年後見支援センターに登録されている法人後見支援員の方々を対象に、意欲や支援能力の向上を継続的に図ることを目的に例年開催しているものです。

 

 

今回の研修会は、法人後見支援員の方々から要望の多かった他市町村で活動されている市民後見人の方、特に個人として家庭裁判所から選任され活動されている市民後見人の方にお話をいただくこととし、隣町の江別市成年後見支援センター 主任相談支援員 平塚巧也様、江別市で市民後見人としてご活躍の松澤文夫藤森政師様に講師としてお越しいただきました。

 

 

 

 

 

研修会では、はじめに平塚様から江別市の市民後見人活動の経過や現状、市民後見人の活動をサポートする江別市成年後見支援センターの役割についてお話いただきました。

 

 

 

 

次に、江別市で市民後見人として活動している松澤様、藤森様から個人として行う市民後見人の活動について実際に担当されたケースをもとにお話しいただきました。

 

 

お二人からは、市民後見人としてどういった活動をしているのかという実務面も当然ですが、市民の立場でご本人に寄り添って活動する気持ち、心情の面、さらにお二人とも「他人事ではなく我が事。自分の死に際の勉強だと思って活動している。」と、実際の活動者だからこそのリアルなお話をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

お三方からの実践報告の後は、講師陣を囲んで意見交換の時間を設けました。

 

 

 

 

 

意見交換の時間では、参加者から「法人後見支援員と市民後見人の活動内容の違いは?」、「通帳などの財産の管理はどのように行っているのか?」、「他の支援者と連絡を取り合ったり、活動の頻度はどれくらいか?」、「成年後見支援センターからどういったサポートを受けていたり、家庭裁判所とどういったやりとりがあるのか?」といった具体的な質問が出まして、それぞれの質問に対して松澤様、藤森様、平塚様からお答えをいただくことで、市民後見人活動の理解をより深めることができました。

 

 

 

 

 

 

 

研修会終了後のアンケートでは、「現場でのナマの声が聞けて勉強になった。」、「具体的な内容を知ることができて、それぞれのケースに応じて対応していくことの心構えをあらためて学ぶことができました。」、「漠然とした個人受任のイメージがなんとなく明確に見えてきたような気がします。」といったご意見をいただき、実りある研修会になったものと思います。

 

 

岩見沢市では、個人受任による市民後見人活動はまだ実施できていませんが、今回の江別市の取り組みを踏まえて、今後市民の方々の多様な活動機会を作っていくために、法人後見、法人後見支援員の活動に留まらず、個人受任の仕組みづくりについても検討していきたいと考えています。

 

 

 

さて、話は変わり、早いもので今年ももう四半期が過ぎました。

 

 

新たな年度を迎え、センターでは、支援を必要としている方、支援をしたいと考えている市民の方のために、今後もそれぞれの取り組みを進めていきます。

 

 

〈 清水 〉

投稿日:2025年04月02日

「令和6年度 成年後見制度講演会」開催しました!

 

みなさん、こんにちは。

 

今日は、11月24日(日)に開催しました「成年後見制度講演会」についてお伝えさせていただきます。

 

 

 

 

 

この講演会は、市民の方々に成年後見制度について身近に感じてもらえるよう例年行っており、今年でちょうど10回目の節目を迎えました。

 

 

 

今回は、「身近な事例で学ぶ成年後見制度のしくみと使い方」と題しまして、札幌市で弁護士としてご活躍されている末長法律事務所 弁護士 末長宏章様を講師にお招きし、講演をいただきました。

 

 

 

 

 

 

末長先生は、弁護士業務の傍ら、北海道成年後見制度利用促進体制整備連絡調整会議委員北海道社会福祉協議会成年後見制度推進バックアップセンター運営委員会委員の他、札幌市高齢者虐待防止ネットワーク運営委員会委員長北海道障害者介護給付費等不服審査会委員北海道精神医療審査会予備委員など、北海道や札幌市の高齢者・障がい者分野に関する数々の公職に就任されています。

 

 

主な著書として、共著の「事例解説 成年後見の実務」や「高齢者虐待防止法活用ハンドブック〔第2版〕」があり、1冊目の書籍は私たちも普段の仕事の参考にさせていただいています。

 

 

講演会では、末長先生には、事例を交えながら成年後見制度の仕組みや利用の際のポイントなどについてお話しいただきました。

 

 

 

 

 

 

講演会の参加者は34名

 

 

 

参加者からいただいたアンケートから、「事例を通して説明してくださることで想像しやすく、より深く理解することができました。」、「初めてこのような話を聞きました。親の事、自分の事で必要になってくる内容だと思いました。」、「事例説明が理解しやすく、末長先生に感謝いたします。」など言葉をいただき、参加された方々にとって学びのある講演会になったとものと思います。

 

 

 

成年後見支援センターとしては、今後も市民の方々に成年後見制度のことを知ってもらうための普及啓発の取り組みを行っていきます。

 

 

〈 清水 〉

投稿日:2024年12月12日

令和6年度市民後見人養成講座が修了しました。

みなさんこんにちは、本日は「令和6年度岩見沢市市民後見人養成講座(フォローアップ編)」が修了したことについて報告します。

 

フォローアップ編は10月29日から11月26日まで全5日間(毎週火曜日)で開催しました。

 

講座の写真をご紹介します。

【民法の基礎】

 

 

 

【意思決定支援】

 

 

 

 

【修了式】

 

今回の市民後見人養成講座では5名の方が全課程を修了しました。今年度は一度も講義を欠席する方がいなく、熱心に講義を受けている姿が印象的でした。

また、受講者をはじめ講師の方々にもご協力をいただき、無事講座を終了できたと感じております。

受講者、講師の方々、本当にありがとうございました。

【せのお】

 

投稿日:2024年12月10日

令和6年度市民後見人養成講座(基礎編)を開催しました

みなさんこんにちは。

さて、本日は市民後見人養成講座(基礎編)についてご報告をいたします。令和6年9月24日から全4日間の日程(毎週火曜日開催)で認知症や障がいにより判断能力が低下した方に対し、市民の目線で財産管理や身上保護を行い支援する市民後見人(法人後見支援員)を養成する講座の基礎編が無事、修了いたしました。

 

今年度は4名の方に受講いただき、全員が終了され、10月29日から開催されるフォローアップ編を受講する運びとなりました。

 

【市民後見概論】

※ZOOMを使用してのオンライン講義

 

 

【後見人職務の実際】

 

成年後見制度に関する幅広い知識を学ぶことを目的として司法書士などの法律職や福祉施設職員など各分野の専門家からご講義いただきました。

 

【全体振り返り】

 

講座の最後に受講者の皆様と振り返りを行いました。その中で「自身の仕事で成年後見制度と関わることがあったから」「社会貢献したいと思って」等、様々な思いを持って本講座を受講していることを感じました。

 

本講座のフォローアップ編はまもなく開催されます。

私自身も初心にかえり、受講者の皆様と共に学びながら講座を進めていきたいと考えております。

【せのお】

 

 

 

 

投稿日:2024年10月30日

「令和5年度 法人後見支援員スキルアップ研修会」開催しました!

皆さん、お久しぶりです。

 

成年後見支援センターの清水です。

 

 

今回は、3月26日に開催しました「令和5年度 法人後見支援員スキルアップ研修会」の様子について紹介します。

 

 

この研修会は、成年後見支援センターに登録されている法人後見支援員の方々を対象に、意欲や支援能力の向上を継続的に図ることを目的に例年開催している研修会になります。

 

 

 

今回の研修会は、日本医療大学 総合福祉学部 ソーシャルワーク学科 准教授 丸山正三先生をお招きし、「よくわかる訪問記録の書き方 ~よりよい支援につなげるために~」と題して、ご指導いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

丸山先生に講師をお願いしたのは、実は今回が初めてではなく、平成29年度の研修会の時に同じテーマで講師をお願いしていました。

 

 

当日の丸山先生の研修内容が大変勉強になる内容で、その時から6年が経ち、法人後見支援員の方々も当時から3倍近く増えたこともありまして、改めて丸山先生にご指導いただきたいと思い、再オファーをさせていただきました。

 

 

研修は、講義に加え、あるマンガを研修の題材に記録作成の演習を行い、その演習に対して添削例を示して丸山先生が解説するといった内容で、非常に実用的な研修内容でした。

 

 

この日、法人後見支援員登録者46名のうち31名の方に参加いただきましたが、皆さん熱心にペンを走らせていました。

 

 

 

 

研修会に参加された法人後見支援員の方々にアンケートをお願いしたところ、「支援記録の目的を明確にする事を改めて気付かされ、今後もフィードバックを意識して対応したい。」、「これからの活動時にSOAPの要素を意識して記録を作成し支援活動の質を高めていきたい。」、「記録に苦手意識があったが、今日の講義を受けて気持ちが楽になった。事実を具体的に書いていこうと思います。」といった高評価の声をたくさんいただき、参加された皆さんにとって充実した研修会になったのではないかと感じています。

 

 

成年後見支援センターとしては、法人後見支援員の皆さんが支援を必要とする方々に対して、身近に寄り添い適切な支援を行うことができるよう、引き続きこのような研修機会を設け、スキルアップを図っていただきたいと考えております。

 

 

最後に、今回講師をお引き受けいただいた丸山先生、参加いただいた法人後見支援員の皆さんへの感謝の気持ちをお伝えし、今回の研修会の開催報告をさせていただきます。

 

 

これからもよろしくお願いします。

投稿日:2024年03月27日

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