令和4年度の市民後見人養成講座(基礎編)が終了しました
権利擁護の担い手として、認知症や障がいにより判断能力が低下した方に対し、今までの人生経験を活かしながら市民目線で、財産管理や身上保護を行い支援する市民後見人を養成する本講座の基礎編が、今年も無事に終了しました。
今年は12名の方に受講いただき、全員が無事修了することとなりました。平成26年から毎年開催している本講座ですが、基礎編の累計修了者数は138人となりました。
多い少ないの話ではありませんが、岩見沢市民でこれだけの方が、この講座を通じて成年後見制度や市民後見人のことを知っていただけたということは、とても心強いものだと感じているところです。
全4日日程で、法律職の方や福祉施設職員の方など、制度に係る専門家の方々にご講義をいただき、受講生の皆さんには大変有意義な時間となったかと思います。
受講生の皆様とも、講座最終日に全体で振り返りを行い、この講座を受講したきっかけや、4日間を通しての感想などを共有しました。
仕事や家庭など、自分や家族のために受講した方、今後の人生の社会貢献活動を考えて受講した方など、様々な動機があることを教えていただきました。
また、この講座に対しても、「分からない専門用語などに苦慮しつつも、講師の皆さんが受講者目線で、熱意をもって講義いただけたのでとても良かった」などの感想をいただけて、大変嬉しく思っているところです。
この後、市民後見人として活動を希望される方は、11月1日から開催予定のフォローアップ編に進む予定です。
年末まであと2か月となり、また大雪の季節が来ると思うと気構えてしまいますが。。。受講生の皆さんと一緒に頑張りたいと思います!
投稿日:2022年10月31日
法人後見支援員スキルアップ研修会を開催しました!
皆さん、こんにちは。
岩見沢市成年後見支援センターです。
今回は、7月5日に開催した法人後見支援員スキルアップ研修会についてご紹介します。
この研修会は、岩見沢市で活動・登録している市民後見人(法人後見支援員)の方を対象に、活動意欲を継続的に高めることや、支援スキルの向上のため、毎年開催している研修会です。
今回は講師として、東京大学大学院教育学研究科 地域後見推進プロジェクト 特任専門職員 東 啓二 様 をお呼びして開催しました。
東様はもともと南富良野町の職員として権利擁護の推進のため尽力され、平成25年に現職に就かれてからは道内にとどまらず、全国各地で成年後見制度の普及啓発、市民後見人の養成やフォローアップ、後見実施機関や中核機関の立ち上げ・運営支援にご活躍されています。
今回の研修会では、市民後見人の目線で事例も交えながら、分かりやすく成年後見制度の現状とこれからなどについてお話していただきました。
今回参加した26名の市民後見人の方からは、 ・成年後見制度に係る全国規模の話題を聞けて良かった。 ・市民後見人としての強みやこれからの制度の在り方など、色々と考えさせられる研修でした。 ・市民後見人の感覚で話をしてくれる講師の方で、市民後見の動向がわかり良かった。 などの感想が多数寄せられていました。
認知症や障がいなどで判断能力が低下した方が、安心して地域で暮らし続けられるように、これからも市民後見人の資質向上や養成、そして成年後見制度の普及啓発など、センターとしてできることをひとつずつ取り組んでいこうと思います。
投稿日:2022年08月02日
「令和3年度 成年後見制度講演会」開催しました!
今日は、3月27日(日)に開催しました「令和3年度 成年後見制度講演会」についてご紹介します。
この講演会は、市民の皆様に成年後見制度の内容や役割について知っていただくことを目的に毎年開催しており、今年で7回目を迎えます。
- 会場の様子
今回の講師には、札幌市で弁護士としてご活躍の向井・中島法律事務所 中島 圭太朗先生をお招きし、「弁護士に聞く成年後見制度~知っておきたい身近な話~」と題して、ご講演いただきました。
- 中島 圭太朗 先生
中島先生のご講演では、身近な事例を5つ取り上げ、それぞれの事例を通じて、成年後見制度の仕組みや制度を利用することでどういった対応が可能となるのか、対応できないことは何か、といったことについてご説明をいただきました。
- 講演の様子
参加された皆様は、中島先生のご講演を熱心に聴かれ、また、メモを取られる方もたくさんおり、皆様にとって関心の高いテーマであることを改めて感じることができました。
- 会場の様子(2)
講演会は、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響下での開催となりましたが、46名の方にご参加いただきました。
成年後見支援センターとしては、今後も引き続き成年後見制度について正しく理解してもらうための普及啓発を行っていきます。
投稿日:2022年03月31日
令和3年度市民後見人養成講座が終了
令和3年9月21日からはじまり、
基礎編(9/21~10/12)
フォローアップ編(11/2~12/7)
の毎週火曜日、全9日間のカリキュラムを今年は4名の方が修了されました。
※11/23は祝日のためお休み
基礎編は座学を中心に、市民後見人として活動するうえでの基礎的な知識を学んでいただきました。
- 制度の対象者理解として精神障がい当事者に係る講義
法律や公的制度など難しい話も多いなか、受講された方からは「講師の方々が、受講者目線で分かりやすく講義してくれた」といったご感想をいただきました。
フォローアップ編はより実践的な内容として、実際に後見人等として就任したときに作成する書類を実際に演習で作ってもらったり、対人距離に配慮しながらグループで事例検討などを行いました。
家庭裁判所に提出する書類を作成する演習
事例を読み解き、自分ならどんな対応をするかなどを考えました
市民後見人登録者からの実践報告
受講された方からは、
「実際に活動されている方からのお話を聞けて良かったです。皆さんとても親身に接してくれて、大変楽しく有意義な時間でした。」
「沢山の社会資源を知ることができ、自分自身のためにも活きる講義だった。」
といった声をいただきました。ありがとうございます。積極的に質問されたり、皆さんがとても熱心に受講されていた姿がとても印象に残っています。
超高齢化社会と言われる中、対象者と同じ地域に住む方が、今までの社会経験などを活かしながら、地域に密着した活動を行うことが期待されている市民後見人の需要は年々高まっていると感じているところです。
もっと沢山の方がこの制度のことを知って、誰もが自分らしく暮らしていけるまちを目指し、これからも頑張りたいと思います。
投稿日:2021年12月16日
令和3年度岩見沢市市民後見人養成講座が始まりました
令和3年度の岩見沢市市民後見人養成講座(基礎編)がスタートしました。
この講座は、成年後見制度について理解を深め、同じ地域の身近な存在として社会経験や知識を活かし支援を行う「市民後見人」の養成を目的に、岩見沢市から委託を受けて実施する事業です。
→成年後見制度とは?成年後見支援センターとは?
新型コロナウイルス感染症の対策として、人同士の間隔を空けつつ、講義の合間に換気・消毒を行いながらの実施となりました。
内容も、例年のグループワークや、施設見学などはできず、なかなか受講者の方同士で交流する機会を作れない中・・・。
講座の合間に、受講生の方からいただく「なかなか都合が合わなかったが、ずっと受けたいと思っていた。思い切って受講して良かった」、「これだけの専門家からの講義を、無料で受けられて凄く勉強になった」との声が、とても励みになります。
例年の福祉施設の「訪問体験実習」も、職員の方を講師としてお招きしての講義で、ご対応いただいております。施設内の写真などを沢山見せていただきながら、市民後見人として活動する際のイメージを膨らませます。
今年は7名の方に受講いただき、講座も全4日間の2日目が終了しました。このあと開催予定のフォローアップ編を引き続き受講いただいた方が、市民後見人としての登録手続きを行うことができます。
新型コロナウイルスで、成年後見支援センターとしての活動も制限される中、関心や思いをもって参加してくれた受講生の皆さんが、活動に繋がるように、引き続き全力でサポートいたします。
投稿日:2021年10月04日