「地域福祉活動スキルアップ研修会」を開催しました!
皆さんご無沙汰しております。
そしてもう1月も終わりというところですが、今更ながら明けましておめでとうございます。
ブログの更新を見るとワタクシこれが今年1発目の更新でしたね。気持ちの中ではもう更新していたつもりだったのですが。。。笑
今年もどうかよろしくお願いします。
さて、今日は先週1月24日に開催しました「地域福祉活動スキルアップ研修会」についてお伝えします。
この研修会は、ボランティア活動実践者、民生委員児童委員、保健推進員、地域ふれあい推進協議会役員、町会・自治会役員、老人クラブ役員、地域ふれあいサロン実践者など地域福祉活動を推進する上で、キーパーソンの役割を担う方々を対象に、今後の地域のあり方や地域住民同士のよりよい関係づくり等について理解を深めるとともに、今後の地域における相互協力の体制を構築するきっかけとなることを目的とした研修会です。
定員70名でそれぞれの団体に案内をさせていただいたのですが、定員を超える85名の申込み。会場である福祉センターの研修室が満席状態となりました。
今回の研修では、2つの講演を頂きました。
まず一つ目。
「今、地域に求められていること~地域主体の支えあいを目指して~」と題しまして、NPO法人シーズネット副理事長の奥田龍人先生にご講演いただきました。
奥田先生には、認知症や孤立死の問題、権利擁護、高齢者の住宅問題など様々な視点から地域の現状をお話しいただき、今後の地域福祉は「リスクヘッジ」が大切であるとおっしゃっていました。リスクヘッジ、つまり、リスクを分散するために、様々なネットワーク(介護予防、孤立死防止、虐待防止、徘徊SOS、災害支援など)が重層かつ有機的に連携することが大切であるということです。
シーズネットの活動や自ら加入する町内会活動を交えたユーモア溢れるお話しに参加された方々は大きくうなずき、時には笑いありと楽しく2時間を過ごすことができたのではないかと思います。
続きまして、2つ目。
「精神障がいから見える地域社会の現状について」と題しまして、南空知地域生活支援センターりらセンター長元井昭紀先生にご講演いただきました。
元井先生には、精神障がい者の社会的入院にかかわる問題や地域生活支援センターが果たす役割などについてお話しいただきました。また、後半には、ピアサポーターとして活躍する当事者お二人と対談し、地域生活における様々な経験についてお話しくださいました。地域社会で生活していく上でこれまでに様々な経験した方からのお話しはとても重く、普段の当たり前な社会生活を改めて見つめることができたと思いますし、今後、地域で生活されている精神障がいをもつ方々とかかわる上で非常に参考になったことと思います。
研修会を終えて参加された方から「この研修会いい企画だったよ」と声かけをいただき、また、アンケートにもよかったという記述が多く、企画した側としてもやってよかったなと思いますし、私としても今回の研修会を今後の社協活動にも活かしていきたいと思いました。
【 しみず 】
投稿日: 2013年01月28日