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傾聴ボランティアサークル「ニコニコ」の皆さんと札幌の支心に訪問してきました。

 

 昨年の10月から11月にかけて行った「傾聴ボランティア講座」。

 講師には、札幌の小規模多機能型居宅介護センター支心川本俊憲先生をお招きして実施しました。

 その後、講座受講者の中で傾聴ボランティアサークルを作ろうということで、半年近く話し合いを重ね『傾聴ボランティアサークル「ニコニコ」』が誕生しました。

 現在6名の会員で、これから傾聴ボランティア活動に取り組んでいくために話し合いを重ねているところです。

 そして先日、予ねてから希望していた研修事業ということで、傾聴ボランティア講座の講師としてお世話になった川本俊憲先生のいらっしゃる小規模多機能型居宅介護センター支心を訪問してきました。

 支心訪問では、川本先生から施設の概要や利用されている方々の説明、傾聴ボランティア活動に取り組むにあたってどのような学習をしていけばいいのか等の質疑応答のほか、利用者の方々とのふれあいの時間も設けていただきました。約2時間半くらいの訪問でしたが、内容が濃く、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいました。

 支心訪問が終わった後、近くのホテルでコーヒーを飲みながら支心訪問の振り返りをしましたが、皆さんからは、「これまで傾聴ということを堅苦しく考えていたけど、支心に訪問し川本先生の話を聴いてそうではないことに気づき、頭がスッキリした。」、「傾聴という言葉に囚われていたけど、そうではないということがわかった。」という意見が多く、そのほかにも様々な意見がありましたが、皆さんの表情を見ると今回の支心訪問が有意義な時間だったということが一目でわかりました。

 私自身も今回同行させていただいて川本先生の話を聞いている中で、「『傾聴』は堅苦しく考えるものではなく、相手と楽しい時間を過ごす中で、相手が自分の想いを発したときにそばで聴いてあげればいい」という言葉が頭の中にスーッと入ってきて、これまでのモヤモヤしていた視界が一気に晴れたような気がしました。

 また、「ニコニコ」の皆さんもこれまで話し合いを重ねる時間が多く、相手とふれあうということができないでいたので、支心の利用者の方々とお話しできて、いい経験をさせてもらったのではないかと思います。

 今後は、岩見沢で傾聴ボランティア活動の趣旨に賛同してくださる施設での実践を通して力をつけていくことができればなと思います。

【 しみず 】

投稿日: 2013年05月23日