皆さんお久しぶりです! 國府田です。
北海道ではこれから大雨が降るとの予報が出ていますが、皆さんも徒歩や自転車での遠出の際は注意してくださいね。
さて、先日北真小学校にて5年生の皆さんを対象に、福祉の総合学習であるアイマスク(ガイドヘルプ)体験学習を開催しました!!
講師は岩見沢視力障害者福祉協会の佐々木栄一会長と、野崎道子さん、
そしてスタッフにはガイドボランティア「ほたる」の皆さんにご協力いただきました。ありがとうございます!生徒の皆さんも元気な挨拶で迎えてくれました!
まず、佐々木会長と野崎さんから目が見えない人の生活について講話していただきました。舗道上で急に自転車に追い抜かれる恐怖、音声ガイドによるパソコンの使用など、目の不自由な方の生活について皆さん学ぶことができました。
佐々木栄一会長(左)と野崎道子さん(右)
この体験学習では、目の不自由な方と、ガイドヘルパーの立場に分かれて行いました。
「ほたる」の皆さんに手助けしていただきながら、校舎の中に作成したコースを、アイマスクを装着した状態で友達に誘導してもらいながら歩行しました。
この写真のように机で作ったジグザグのコースを回ったり、記事の一枚目の写真のように廊下に設置した点字ブロックの上を歩きました。
実際に野崎さんとも一緒に回ってもらいました。当事者の方と触れ合える、貴重な経験になったのではないでしょうか。
そしてサウンドテーブルテニスという目が見えない人のための卓球も生徒の皆さんに体験してもらいました。通常の卓球と違い、玉を転がしてネットの下に通して打ち合います。玉の中には金属球が入っていて、カラカラと音が鳴るので目が見えなくてもボールの大体の位置がわかるようになっています。
皆で卓球台の周りに集まって、ポコンと誰かが上手に打ち返すたびに、大きな歓声が上がりました。
次に、質疑応答の際に生徒さんから講師の方への質問をちょっと紹介したいと思います。
Q.料理はどうやってつくるの?
A.火を扱うときはフライパンを使って調理を行うことが多い。時計の音声アナウンスを使うと時間の経過により焼け具合もわかる。
Q.外で点字ブロックがないときはどうするの?
A.白杖を使うので、道端に停められている自転車などがあると困る。
Q.一番便利な道具は?
A.パソコン。書類が読めるし、薄い本なら読み上げをしてくれる。生活に欠かせないもの。
など、上記のような子どもたちのストレートな疑問に対して、快くお答えして頂きました。
最後に生徒さんが、「アイマスクをして歩いたとき、目が見えなくて怖かった。今、目が見えていることはとても幸せなんだと思った」と感想を述べていました。その気持ちを、今後の地域での生活に生かしてくれたら幸いだなぁと思います。
岩見沢市社会福祉協議会では、これからも市内の学校を対象に、福祉の総合学習を推進していきます。ガイドボランティア以外にも、車いす、手話、点訳、そして講話などを行っております!
これから総合学習の時間で福祉教育を行いたい!という学校関係者の方がおりましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
また、上記のような総合学習を行う際に、特技・趣味を生かして講師となっていただける方も同時に募集しております。
次世代を担う子どもたちの福祉の心の育成にぜひとも協力したい!という方がおりましたら、是非ご連絡いただければと思います。
今回ご協力いただいた講師の方々、ボランティアの皆さん、そして北真小学校の皆さん、ありがとうございました!ぜひまたよろしくお願いいたします!
國府田(こうだ)