成年後見制度講演会を開催しました!今年は落語!
3月13日、まなみーるで令和2年度成年後見制度講演会を開催しました。
この講演会は、成年後見制度の内容や必要性を市民の皆様に分かりやすくご理解いただき、より一層制度の普及啓発を図るために、毎年開催しています。
新型コロナウイルスの感染対策を講じながらの開催となりましたが、関係者を含め90名程のご参加をいただき、本当にありがとうございました。
ソーシャルディスタンスを守りながら参加者の受付
会場内では間隔を空けて座っていただきました
今年は行政書士、そして社会人落語家として活躍されている生島 清身様(高座名:天神亭きよ美)を講師としてお招きし、「遺言・相続」、「成年後見制度」に係る創作落語と講演の2本立てでお話いただきました。
創作落語「天国からの手紙」
~あらすじ~
息子二人、娘一人が見守る中、病室にて母があの世へ。母は天国に行き、天国の案内人に出会い、案内人の教えのもと遺言や家族への手紙をしたためる。思い残すことはもうないと三途の川を渡ろうとする母。そのとき大事なことを思い出す…
笑いあり涙ありの人情噺。
人が最後を迎えるとき、誰にでもありえる遺産の相続や、遺言書の書き方などについて、落語で楽しく、分かりやすく学ぶことができました。
講演「よくわかる遺言・相続と成年後見制度の話」
後半は行政書士の立場から、遺言書の作成方法や関連制度、また、認知症などにより自分で財産管理ができなくなった時の支援制度として、成年後見制度についてお話しいただきました。
落語の内容を踏まえての講演で、参加者の皆さんもより理解が深まったのかなと思います。
参加者の皆さんにご協力いただいたアンケートからは、
といった感想をいただきました。参加前後で成年後見制度などに対する意識が変わった、理解が深まったというのはとても素晴らしいことですね。
是非今回の講演会をきっかけに、権利擁護に関する学びを深めていただければ幸いです。
また、成年後見支援センターに対しても
大変な仕事、役割だと理解を深める機会となったが、地域に住む人々の安心のために、これからも色々なプログラムを提示してもらいたいと思う。
といったご意見をいただきました。ありがとうございます。
平成29年度高齢者白書によると、2025年には高齢者の5人に1人、20%が認知症になるという推計もある中で、今後より需要が高まっていく成年後見制度をより身近に感じてもらえるよう、普及啓発に努めたいと思います。
ではまた次回のブログでお会いしましょう
投稿日: 2021年03月26日